あっという間に成長してしまう、赤ちゃんや子どもの可愛い写真はぜひ残しておきたいですよね。
しかし、写真スタジオや出張撮影など、選択肢が多くて迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、
- 赤ちゃんや子どもの写真撮影をプロに頼むとしたら、どのような選択肢があるか?
- それぞれにどのようなメリット・デメリットがあるか?
- どんな人にオススメか?
をやさしく解説したいと思います。
目次
選択肢とメリット・デメリット一覧
まずはプロに頼む場合の選択肢とメリット・デメリットをざっとご紹介します。
選択肢としては、大きく分けると写真スタジオで撮影するか、プロのカメラマンに出張撮影を依頼するかの2択になるかと思います。
それぞれのメリット・デメリットについては、以下の比較表をご覧ください。
写真スタジオ | 出張撮影サービス | ||
大手スタジオ | 中規模~小規模スタジオ | ||
グッズの種類の多さ | ◎ | △ | △ |
衣装の種類の多さ | ◎ | ○ | △ |
写真データの入手のしやすさ | △ | ○ | ◎ |
写真のオリジナリティ | △ | ◎ | ◎ |
予約のとりやすさ | ◎ | ○ | ◎ |
①大手写真スタジオ
まずは、安定感がある大手写真スタジオでの撮影について。
大手写真スタジオのメリット
赤ちゃんや子どもの写真が撮影できる大手スタジオとしては、スタジオアリスとスタジオマリオの2社があります。
大手スタジオの長所といえば、なんといっても安定感!
どちらも店舗数や衣装の数が多く、料金体系も明確です。
スタジオアリス | スタジオマリオ | |
店舗数 | 国内470店舗 + 海外2店舗 | 国内360店舗以上 |
衣装数 | 約500着 | 約400着 |
料金 | 撮影基本料¥3,300円(税込) + 商品代 |
撮影基本料¥3,300円(税込) + 商品代 |
衣装やメイク代も料金に含まれているので、安心して撮影に臨むことができます。
スタッフの腕も安定しているので、どの店舗に行っても安定したクオリティの仕上がりが期待できるでしょう。
また大手ならではのキャラクターとのコラボ写真も撮影可能です。
例えばスタジオアリスでは、ディズニーキャラとのコラボが実現できます。
画像引用元:スタジオアリス公式HP
またグッズも大手ならではの充実度があり、撮影した写真をプリントするサイズや、写真を収納するフォトフレーム(写真立て)などの選択肢は多いです。
例えばスタジオアリスではキーホルダーやマグネットシートなど、小物系のグッズも充実しています。
画像引用元:スタジオアリス公式HP
大手写真スタジオのデメリット
実はこのグッズの多さが、大手写真スタジオのデメリットにも繋がってきます。
スタジオアリスやスタジオマリオでは、基本的に写真を何らかのグッズ(商品)にしないと、データがもらえないのです。
つまり、データがほしければキーホルダーやアルバムなど、商品を買いなさい!ということ。
スタジオマリオではデータのみを購入できるプランもあります(ただし購入金額が5万円以上という条件があります)が、スタジオアリスではデータを入手するには必ず商品化する必要があります。
※スタジオアリスとスタジオマリオの詳しい違いについては、以下の記事で解説しています↓
どちらのスタジオも撮影が上手なので、いろいろなパターンの写真がほしくなってしまいますが、商品を購入していくと高額になってしまうこともあります。
(ただし大手スタジオの場合はクーポンがメルカリで販売されていたりもするので、そうした仕組みを使えば安く抑えることもできます。)
また背景や衣装などが、他の人と被ってしまうというのも、大手写真スタジオで撮影するデメリットです。
スタジオアリスでよく撮影する当サイト(べびフォト)スタッフは、ママ友の家に飾ってある写真を見て、「あぁここのお家もスタジオアリスで撮影してるんだな~」と分かってしまうことがしばしばあるそうです。
こんな人にオススメ
大手の写真スタジオはやはり安定感がありますから、どこで撮影しようか迷っている方はまず第一選択肢として入れてみても良いかもしれません。
特におじいちゃん、おばあちゃんにグッズを贈りたいと思っている方や、他のお家と被ることが気にならないという方は大手写真スタジオが向いているかと思います。
②中規模〜小規模スタジオ
続いて店舗数が比較的少ない写真スタジオについてです。
中規模〜小規模スタジオのメリット
中〜小規模の写真スタジオのメリットは、大手写真スタジオ(スタジオアリスやスタジオマリオ)と比べて、撮影写真のパターンが他の人と被らないことが挙げられるでしょう。
また中〜小規模スタジオは、大手写真スタジオにはない特色や強みをそれぞれ持っています。
具体的にどのような写真スタジオがあるか、以下にご紹介していきたいと思います。
ライフスタジオ
まずはネットで評判が上々のライフスタジオ。
一軒家型の写真スタジオの元祖といわれており、全国で20店舗以上(北海道から山口県まで)展開しています。
スタジオのインテリアがとても凝っていて、オシャレな雰囲気で子どもの自然な表情を撮影することができるのが特長。
画像引用元:ライフスタジオ公式HP
衣装の貸し出しもしてくれて、撮影した写真はデータのみで購入できるのも嬉しいところです。
<参考価格>
撮影データ 85カット & スライドショー(WEBダウンロード)がついたプラン↓
平 日:¥33,000円(税込)
土日祝日:¥38,500円(税込)
たまひよの写真スタジオ
続いてたまひよの写真スタジオは、ベネッセが運営する写真スタジオで、関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)に20店舗近く展開しています。
衣装が充実しているのが特徴で、小物も含めて無料で借りることができます。
画像引用元:たまひよの写真スタジオ公式HP
衣装の貸し出しなど、大手のようなシステムを採用しながら、データのみの購入が可能というのが嬉しいところですね。
<参考価格>
撮影データ75枚が購入できるプラン↓
¥32,450(税込)
STUDIO MARLMARL(スタジオマールマール)
より小規模な事業展開をしているのが、STUDIO MARLMARL(スタジオマールマール)。
今のところ都内2ヶ所のみですが、まるでファッション誌のような幻想的な写真を撮ることができるセットが用意されています。
画像引用元:STUDIO MARLMARL公式HP
オリジナリティの強い写真を撮りたい!という方は、こうした小規模スタジオもオススメです。
<参考価格>
洋服を自分で持ち込んで撮影するプラン(20枚のデータがついてきます)↓
平 日:¥33,000(税込)
土日祝日:¥44,000(税込)
中規模〜小規模スタジオのデメリット
中小規模の写真スタジオになると、店舗の場所が制限されてくるのがデメリットでしょう。
遠方の店舗ですと子どもが移動で疲れてしまいますし、店舗数が少ないので人気店はすぐに埋まってしまい、予約が取りづらいという声も聞かれます。
またグッズも大手スタジオほどの品揃えはなく、あってもフォトブックやフォトフレーム程度というイメージを持っておくと良いかと思います。
そしてスタジオによっては衣装の貸し出しが有料になっていたり、種類が少なかったりもするので、そうした点もあらかじめ確認しておくと良いでしょう。
こんな人にオススメ
オリジナリティの高い写真が撮りたい!という方は、中小規模の写真スタジオが向いているでしょう。
またグッズにこだわりがなく、データ重視の方も、相性が良い店舗が見つかる可能性が高いと思われます。
フォトブックなども写真スタジオで購入すると割高になることが多いので、写真データだけもらってフォトブックなどは自分たちで購入するというのも、べびフォト編集部としてはかなりオススメです。
③出張撮影サービス
最後は最近流行りの出張撮影サービスのご紹介です。
出張撮影サービスのメリット
出張撮影サービスの特徴として、商品がデータで納品されることが挙げられます。
そのため大手写真スタジオのように、グッズを買わないとデータが貰えない!という事態を避けられます。
また例えばお宮参りでは神社で撮影するなど、好きなロケーションを選ぶことができ、その時々の家族の自然な表情が残せるというのも魅力的です。
以下に代表的な出張撮影サービスをご紹介したいと思います。
いずれもサービスを利用したい顧客(=撮ってほしい人)が、近場のカメラマン(=撮ってくれる人)を検索して撮影を依頼するというシステムになっています。
各カメラマンの口コミや過去に撮影したデータを参考にしながら、自分に合いそうなカメラマンを選ぶことができます。
fotowa(フォトワ)
出張撮影サービスの大手として真っ先に名前が挙がるのが、8万件以上の撮影実績があるfotowa(フォトワ)。
口コミの登録件数も豊富(4万件以上)です。
出張撮影サービスはカメラマンの腕が重要になってくるので、撮影実績や口コミの数はとても重要です。
<参考価格>
75枚以上の写真データ+カメラマンの指名料+撮影料+出張費が込みで、以下の価格です↓
平 日:¥21,780(税込)
土日祝日:¥26,180(税込)
LOVEGRAPH(ラブグラフ)
続いてこちらも大手のLOVEGRAPH(ラブグラフ)。
6万件以上の撮影実績があり、2万件以上の口コミが登録されています。
LOVEGRAPH(ラブグラフ)では出張撮影サービスには珍しく、台紙やカレンダーなどグッズ系の販売も充実しています。
また「トップカメラマン」や「ウェディング認定カメラマン」など、独自の認定制度を設けており、カメラマンのプロフィールで認定内容が見られるのも特徴的。
カメラマンと利用者のマッチングだけでなく、カメラマンの質の確保を目指す企業の姿勢が感じられます。
<参考価格>
スタンダードプラン(75枚以上の写真データ+カメラマンの指名料+撮影料+出張費)は、平日・休日問わず以下の価格です↓
¥26,180(税込)
famm(ファム)
最後にご紹介するのは、famm(ファム)。
撮影実績は5万件以上あります。
他の2社と比べて少ないようにも見えるかもしれませんが、子どもや家族の撮影を全面に押し出しており、お子さんの撮影実績が多いそうです。
価格設定は、先述したfotowa(フォトワ)と同じ価格になっています。
<参考価格>
75枚以上の写真データ+カメラマンの指名料+撮影料+出張費が込みで、以下の価格です↓
平 日:¥21,780(税込)
土日祝日:¥26,180(税込)
出張撮影サービスのデメリット
出張撮影サービスのデメリットとしては、基本的に衣装やメイクが自前になることが挙げられます。
例えばLOVEGRAPH(ラブグラフ)では七五三用の着物までセットになったプランもありますが、その場合でも着付けは自前で手配する必要があります。
出張撮影サービスはデータのみでしたら安く手に入りますが、着物やメイク、グッズを手配したら結局スタジオよりも高くついてしまったという事例もあります。
また構図などが決まっていない分、撮影場所やカメラマンの腕によって仕上がりのクオリティが異なってくる恐れもあります。
こんな人にオススメ
家族の自然な表情を撮影して欲しい人や、神社など屋外で撮影したい人にとっては、出張撮影サービスはとても相性の良いサービスといえます。
カメラマンの腕にバラツキがあるのはデメリットかもしれませんが、それは逆に、気に入った方がいれば何度でも指名できるというメリットにも繋がります。
専属のカメラマンさんを見つけたい!という方も、ぜひ出張撮影サービスを利用してみてはいかがでしょうか。